2011年10月25日火曜日

アリ塚の風景(想いで話)

二十数年前、南米のパラグアイという国で3年間過ごした。就職先がなかなか見つからず、青年海外協力隊に応募して任地となり(各国から職種を指定して募集があるので、自分で行き先を決めれない)、日本から派遣されたボランティアとして現地の農学校で教えていた。現地人も相当の技術力はもっているし、自分は実社会経験がなかったので、何かを教えたと言うより『良い体験をさせてもらった』と思ってる。バスで移動する風景の中に必ずアリ塚があった。けっこう大きくて草原の地面からニョキニョキ出ていた。とても硬くて素手では壊せないし、穴を開けるとすぐにアリがゾロゾロ出てきて修復してしまうのをずっと見ていて飽きなかった。発展途上国とは言っても飢えているわけでもなく、みんなそれなりに働いて生活を楽しんでいるようだった。物があれば幸せというもんじゃないんだなァーと漠然と感じたことを憶えてる。

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